
<ロッテ2-4西武>◇19日◇ZOZOマリン
西武ファンが集う左翼席からの「核弾頭!!」コールが響いた直後、今度はバットの芯音がZOZOマリンに響いた。1番のアレクサンダー・カナリオ外野手(26)が初球を先頭打者本塁打にしてみせた。
右中間のフェンスを白球が越えると、球場がどよめいた。いきなりの先制劇。相手のロッテ高野脩には9月1日の対戦で、チーム全体が面白いように抑え込まれていた。その悪夢をひと振りでかき消す。「初球から思い切り行こうと狙っていました」。3回の第2打席でも右翼へ15号ソロを放り込み、この夜は難敵“打破”の担い手となった。
前回対戦ではカナリオのみならず、チーム全体で高野脩の高め直球への空振りが目立った。「企業秘密だからプランは言えません」とカナリオは笑ったが、打線全体でゾーンへの意識を少し変え、同じてつを踏まないように対応した。
難敵はこの日も大崩れしなかっただけに、結果的に助っ人の2本塁打は極めて価値の高いものに。「1位はもう決まっちゃいましたけど、2位の可能性はかなりある。絶対に2位をつかみたいと思います」。カナリオが安定してくると、9月下旬から10月の戦いに希望が膨らんでくる。【金子真仁】
