
<阪神1-5広島>◇19日◇甲子園
完敗試合で阪神4番の佐藤輝明内野手(27)が意地を見せた。0-1の1回1死二、三塁。先発栗林に詰まらされたが、力で左翼へ一時同点犠飛。3試合連続チーム初得点をもたらした。「最低限の仕事でしたが、追いつけてよかったです」。リーグ3冠王は、打点を1つ積み上げてS95に増やした。
直前の無死一、二塁では、森下の右飛で三塁へタッチアップした近本の好走塁もあった。上位打線4人がつなぐ意識で奪った1点。佐藤は「近本さんがよく走ってくれたと思います」と感謝。先頭打者本塁打を放った広島から流れを引き戻したかのように思われたが、得点は佐藤がたたきだした初回の1点に終わった。
2回以降は天敵・広島栗林の前にホームを陥れることができなかった。5、7、8回は得点圏に走者を置きながら無得点。栗林の抜群の制球力に狙い球が絞り切れなかった。なんともフラストレーションのたまる敗戦となってしまった。
20日にも首位から陥落し、優勝マジックも消滅する。この日牧の逆転満塁弾で勝利し、5・5差に迫る3位DeNAと甲子園で2試合戦う。佐藤は「変わらずね、やるだけなので」と口元を締めた。負けるわけにはいかない。【只松憲】
