
<北東北大学野球秋季リーグ>◇19日◇第5節第1日◇岩手・ハートフルスポーツランド軽米町営野球場
富士大(岩手)が青森大を5-0で下し、開幕から無傷の9連勝で2季連続、41度目のリーグ優勝を決めた。今秋ドラフト候補のエース角田楓斗投手(4年=東奥義塾)が3安打完封で勝利に導いた。同大は明治神宮大会(11月19日開幕)の出場権を懸け、10月24日から行われる東北地区代表決定戦(岩手・盛岡)に北東北大学連盟第1代表として出場する。
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常勝軍団が無傷のまま、マウンドで歓喜に沸いた。
9回2死二塁、角田が投じた渾身(こんしん)の直球を打ち上げた打球がキャッチャーミットに収まると、ナインらが駆け出した。リーグ優勝回数を更新する41度目の頂点。安田慎太郎監督(41)は「今年は成熟度が高くて、自分たちのやるべきことを認識してやれた結果が、隙のないリーグ戦につながった」と選手らをたたえた。
エースがスコアボードに「0」を並べ続けた。この日最速152キロの直球とカットボールを軸に、カーブも生かしながら、青森大打線に的を絞らせなかった。「昨年は2季連続で3位だった分、今年に懸ける思いが強かった」。最後までマウンドに立ち続けた。
投手頼りのチームも払拭(ふっしょく)した。打撃練習のスケジュールも見直し、今秋を迎えた。大一番でも2回、8番河本隼埜介外野手(1年=とわの森三愛)の適時打で先制し、2番梅村団捕手(1年=山梨学院)も2点適時打で早々に援護。最多打点王争いをしている赤瀬健心主将(4年=下関国際)は「そんなに目立った選手はいない。しっかり点を重ねて勝てたらという理想の形で戦えました」。9戦終了時で73得点。1試合平均8点超を奪う強力打線となり、野手の成長にも手応えを感じている。
1試合を残して優勝を決め、次なる目標は2年ぶりの明治神宮大会出場に向け、東北王座を狙う。指揮官は試合後、「またレベルが上がってくるけど、しっかり2勝できるように。野球をしっかりやることを大前提でレベルアップしなきゃいけない」とナインの背を押した。【高橋香奈】
○…青森大は富士大との初戦を落とし、2位が確定した。無安打に抑えられていた5回に執念の内野安打を放った勝浦皓己主将(4年=北海)は「結果はこうなってしまいましたが、最後まで諦めなかったことはよかった」。結果は受け止め、リーグ戦残り1戦と第2代表として出場する東北代表決定戦での躍動を誓う。「もっと好投手への対応を磨いていきたい」と力を込めた。
○…八戸学院大が起死回生の2勝目を挙げた。3位以下が混戦状態で迎えた最終節、第1節のノースアジア大戦以来の勝利は12得点の快勝だった。森蔵人主将(4年=仙台育英)は「苦しいリーグ戦が続いていますが、入れ替え戦は阻止したい。このチームで戦う一区切り、集大成をだそうという声がけをしていきたい」。ノースアジア大と並ぶ2勝の5位タイで最終戦に臨む。
