戦線離脱している西武の西川愛也外野手（26）が27日、埼玉・所沢市内の球団施設で実戦復帰への最終調整を行った。
右肩の違和感を発症し、9日に出場選手登録を抹消された。28日のイースタン・リーグ日本ハム戦（鎌ケ谷）に帯同予定で「たぶん試合出場できるとは思いますが、まだ何打席に立つかとかは分からないです。明日鎌ケ谷に行ってみて、ですね」と状態を最終確認した上での出場になる。
全試合出場、フルイニング出場、リーグ最多安打。「どれも狙える位置にいたと思うので。けっこう悔しいです。痛いですね」と、この3週間を表現する。
7日の日本ハム戦（エスコンフィールド）の朝。「起きた時からハマりが良くなかった」と振り返る。キャッチボールまでは大丈夫だったが、ティー打撃の際に「ピッといって。全然力が入らない感じでした」。両手ならスイングできたが、最終的に右手だけで握るフォロースルーのところで痛みが。大事をとって、そこで戦列を離れた。
痛みの原因が、なかなかつかめなかった。「今年戻れるかな、みたいに一瞬思ってました」という。注射を打ちながら炎症を消し「ティー打撃をして、少し痛みが出て。その繰り返しですね。（そのサイクルで）痛みがなくなったのは本当に最近です」と明かす。
それでも「できれば9月、全部（1軍で）出たいくらいです」と強い思いで、リハビリに励んできた。この日の練習では強く振り抜き、強く投げた。慎重さは必要ながらシーズンも残り30試合を切った。まずは28日、再びユニホームで動く。【金子真仁】
