
中日上林誠知外野手(30)が、26日ヤクルト戦(バンテリンドーム)での復帰を目指す。23日広島戦(マツダスタジアム)6回2死一塁で大盛の一塁ゴロの際に右翼でカバーへ入ろうとした時に左太ももがつり、7回の守りから途中交代していた。
暑さと2盗塁していたこともあり、つったようだ。24日は大事を取り欠場した。走塁練習は行わなかったが打撃練習などは行っていた。上林は「気持ち的には26日から出たい」と話す。松中信彦打撃統括コーチ(51)は「つった翌日は筋肉が固まるので用心しないといけないが、1日休めば大丈夫」と、2日間の休養で回復できるとみている。
残り30試合。5位ながら3位DeNAとは3・5ゲーム差。6位ヤクルトとの3連戦の後には敵地横浜での直接対決が待っている。13年ぶりのクライマックスシリーズ出場(20年は3位もコロナ禍で中止)へ、「絶対大事ですね」と、その重要性は誰よりも分かっている。
チームトップの14本塁打、23盗塁とレギュラーの立場になったからこそ、伝えられるものもある。ソフトバンク時代は毎年のようにポストシーズンに進出していた。「勝ちたいという気持ちが伝われば」と、一塁へ飛び込むなど体を張ったプレーで、まだ経験したことのない若いドラゴンズナインを鼓舞している。しびれる状況の6連戦だからこそ、グラウンドに立ちたい。【石橋隆雄】