
<全国高校野球選手権:組み合わせ抽選会>◇3日◇大阪・フェスティバルホール
第107回全国高校野球選手権大会(5日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日に行われた。大会第4日(8日)に登場する花巻東(岩手)は、今春センバツ準Vの智弁和歌山と対戦。1回戦屈指の好カードとなった。仙台育英(宮城)は第2日(6日)に鳥取城北と対戦。3年前の初優勝時の初戦もやはり鳥取勢(鳥取商)だった。金足農(秋田)は第2日に沖縄尚学、弘前学院聖愛(青森)は第5日(9日)に西日本短大付(福岡)、日大山形は第6日(10日)に県岐阜商、聖光学院(福島)は第7日(11日)に山梨学院と、それぞれ対戦する。
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優勝時と同じ鳥取勢との初戦となった。佐々木義恭(よしたか)主将(3年)は「まずは初戦の鳥取城北さんに全力を注ぎたいと思います」と意気込んだ。「気づいたら決勝にいるような感覚で戦いたいです」と決して先は見ない。
甲子園出場を決めてからも選手らに変化はなし。主将が「怖いくらい」と話すほどだ。「優勝してから油断があるわけでもなく、緊張感があるわけでもなく自然体です」。全員が初の舞台。「何が正解かもわかっていない状況です。対戦相手が決まった今、(選手らが)どうなっているかなので、そこは見極めていきたいです」。宮城大会では出場が限られていたが、どんな時でも主将の「ここぞ」の一声は、チームの勝利に欠かせなかった。甲子園でも選手として、主将として勝利に導く。