
<高校野球宮城大会:仙台育英-東北学院榴ケ岡>◇28日◇決勝◇楽天モバイルパーク宮城
2年ぶりの甲子園出場を狙う仙台育英はエース吉川陽大(あきひろ)投手(3年)が軸。他投手でゲームメークできるかが課題だったが、井須大史投手(2年)が1試合に先発し5回1/3を無失点。梶井湊斗投手(2年)は、3試合(うち先発2試合)に登板し計9回1/3を1失点と好感触。打線は1番の田山纏(まとい)外野手(2年)が2発。上位打線も機能している。
対する東北学院榴ケ岡はノーシードで勝ち上がり、初の甲子園出場を目指す。勝利のカギを握るエース佐々木健斗投手(3年)は、計4試合で防御率1・44をマーク。夏直前まで腰椎分離症で長期離脱も、鮮やかな復活で決勝まで導いてきた。さらに、チームはここまでの5試合中、3試合が逆転勝ちと、終盤の粘りも持ち味だ。