ドジャースとパドレスの争奪戦が報じられたガーディアンのスティーブン・クワン外野手（27）が、残留する見込みだとニューヨーク・ポスト紙のジョン・へイマン記者が31日（日本時間8月1日）に伝えた。
同記者は30日（同31日）、自身のXで「ナ・リーグ西地区で、オールスター外野手スティーブン・クワン争奪戦。パドレスとドジャースだ。（おそらく他の地区からも）」と投稿。トレード期限を翌31日（同8月1日）に控え、24年から2年連続で球宴出場を果たした外野手に白羽の矢が立っていると伝えた。
クワンは7月の最終戦が終了すると、外野席のファンへ手を振るなど、移籍をにおわせる行動を見せていた。
クワンは日系の母と中国系の父を持ち、母方の祖父母は第2次世界大戦後に山形からカリフォルニアに移住。母は米国生まれで、父方の家族も似たような状況だという。23年WBC日本代表入りに意欲を見せ、22年9月のエンゼルス戦前に大谷翔平から誘いを受け快諾。元通訳らの助力を得たが、11月に出場資格の問題が浮上し、出場資格を得ることができなかった。
今季は打率2割6分8厘、9本塁打、38打点、11盗塁。OPS（出塁率＋長打率）は．758としている。ゴールドグラブ賞を22年から3年連続で獲得している名手でもある。
