
全国高校野球大会(8月5日開幕、甲子園球場)の新潟代表、中越のナインが30日、新潟県庁に花角英世知事(67)を表敬訪問した。
制服姿で新潟大会優勝メダルをかけたメンバー20人と本田仁哉監督(48)らが、花角知事から「1つでも多く勝ってくれるのが県民の願い。悔いのないよう力を発揮してきてください」と激励を受けた。
歓談が始まり甲子園の話になると、内に秘めた思いが表に出てきた。対戦したい相手に清水悠利二塁手(3年)は「横浜の奥村頼人投手です」と優勝候補の主戦を堂々と上げ、石山愛輝投手(3年)は「健大高崎(群馬)の小堀弘晴捕手」と同じく注目選手を名指しした。
幼少時に鹿児島で過ごしていた雨木天空投手(3年)は「神村学園の窪田瑶投手と投げ合いたいです」と言った。締めは仲丸陽大捕手(3年)。静岡代表の聖隷クリストファー(静岡)に対し「(静岡大会の決勝で)本田先生の母校(静岡高)が負けたので、リベンジしたい」と話して場を沸かせた。
チームは31日に新潟での練習を打ち上げ、1日に大阪入りする。窪田主将は「新潟県のほこりと責任をもらったので、それを甲子園で発揮するために頑張りたい」と健闘を誓った。【斎藤慎一郎】