
Jリーグは29日、都内で理事会後会見を行い、主将など選手1人のみが主審に近づくことができる「キャプテンオンリー」の新規則を8月から順次リーグ戦で実施することが発表された。J1が8月9日、J2は同2日、J3は同16日、ルヴァンカップは9月3日から適用する。違反した場合は警告を受けることがある。
サッカーでは試合中に判定などをめぐって審判を取り囲む場面がしばし見受けられるが、「重大な状況や重要な事象または決定の後に、競技者が主審を威嚇したり取り囲んだりするのを防ぐため」に競技規則が改定された。
キャプテン以外の競技者と審判の通常のやりとりは認められるが、重要な事象などの場合のみ、競技者が主審を威嚇したり取り囲んだりするのを防ぐために、各チームから主審に話しかけることができるのは1人の競技者のみ(通常はキャプテン)となる。
キャプテンがGKや外国籍選手の場合は、代理の選手を立てることができ、どの競技者が代理となるかを、キックオフ前のコイントスまでに主審に通達する必要がある。選手が代わる場合は、交代時に主審に申し出る。
また主審がキャプテン以外の選手とコミュニケーションを取りたい場合は、自身の裁量に委ねられる。【佐藤成】