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【高校野球】「決勝で投げ合おう」中学時代のチームメートが約束果たし、晴れ舞台で対決/西東京


東海大菅生対日大三 優勝しマウンドに集まる日大三ナイン(撮影・増田悦実)

<高校野球西東京大会:日大三8-4東海大菅生>◇29日◇決勝◇神宮

2人の教え子の晴れ舞台に東京青山シニアで監督だった宮下昌己さん(60)は「両校優勝ってないのかな」と目尻を下げた。

日大三のエース近藤優樹投手(3年)と東海大菅生のプロ注目右腕藤平寛己投手(3年)は中学時代に同クラブのチームメートでともに汗を流してきた。

当時監督を務めていた宮下さんは「ダブルエースで、力でねじ伏せる感じだった」と振り返る。決勝での教え子たちの対戦に「今まで培ってきたものをぶつけて、高校野球を満喫して欲しい」とエールを送った。

近藤は先発し、藤平はベンチからのスタートとなった。直接対決が実現したのは、6回2死。9番打者への代打で藤平が打席に入ると、近藤は「やっと来たか」と笑みを浮かべた。

藤平も、その裏からマウンドに立った。「夏の決勝で投げ合おう」。2人の約束がかなった瞬間だった。

試合後には、抱き合って「ありがとう」と、お互いをたたえた。藤平は「優勝しろよ」と旧友に思いを託した。近藤は「ずっと、ライバルでいてくれてありがとう」。「対戦相手の思いも背負って、1戦1戦大事にやっていきたい」と、聖地での飛躍を誓った。【山本佳央】

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