
<高校野球宮城大会:仙台育英10-0東北学院榴ケ岡>◇28日◇決勝◇楽天モバイルパーク
仙台育英が2年ぶり31度目の夏の甲子園出場を決めた。エース左腕吉川陽大投手(3年)は7回3安打無失点11奪三振、三塁を踏ませぬ投球で勝利に導いた。「一番マウンドで経験を積ませていただいた分、自信がありました」。昨夏は決勝で涙した先輩たちをスタンドから見ていた。「3季連続で甲子園を逃していて、悔しい日々を過ごして、この日のためにやってきたのでうれしいです」と安堵(あんど)した。全国の舞台へ向け「先は見ずに1戦1戦、1人1人、1球1球をテーマに戦っていきたい」と意気込んだ。
◆仙台育英 1905年(明38)創立の私立校。生徒数は4115人(女子2034人)。全日制は特別進学コース、外国語コースなどがある。野球部は30年創部で部員は76人。甲子園出場は春15度、夏31度目。22年夏に春夏通じ東北勢初優勝。主な卒業生は日本ハム郡司裕也、西武平沢大河ら。仙台市宮城野区宮城野2の4の1。加藤雄彦校長。