
スペインリーグのレアル・ソシエダードが、イングランド・プレミアリーグのブライトンに所属するブラジル人DFイゴール・フリオ(27)と、アル・カーディシーヤ(サウジアラビア)のアルゼンチン代表MFエセキエル・フェルナンデス(23)を獲得の最有力候補に挙げている、とクラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコア電子版が28日に報じた。
Rソシエダードは今夏、スビメンディ、オラサガスティ、マグナセライアがそれぞれ、アーセナル、レバンテ、エイバルに完全移籍し、アゲルドが期限付き移籍期間を終えてウエストハムに戻った。一方、スペインリーグで唯一、選手を1人も獲得していないチームになっており、サポーターは不安を募らせている。
これにより、補強が急務となっている中、ノティシアス・デ・ギプスコアによると、イゴール・フリオとエセキエル・フェルナンデスがRソシエダードの今夏最初の加入選手になる可能性が高いとのことだ。
センターバックのフリオはアゲルドの穴を埋める役割を担うだけでなく、左サイドバックとしてもプレーできるポリバレントな能力を有す選手である。
フェルナンデスは、ボランチやインサイドハーフでプレーでき、スビメンディの代役として期待されているという。しかし、アル・カーディシーヤがアルゼンチンのボカ・ジュニアーズから昨夏獲得した際に費やした移籍金2000万ユーロ(約34億円)と同じ金額を支払うことを、Rソシエダードが拒否したことにより、交渉は現在停滞しているとも同紙は伝えている。(高橋智行通信員)