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【日本ハム】19歳柴田獅子「まだまだ投げたかった」3Kに手応え 圧巻3回パーフェクト39球


日本ハム対ロッテ 日本ハム先発の柴田(撮影・黒川智章)

<日本ハム5-0ロッテ>◇26日◇エスコンフィールド

圧巻のパーフェクトデビューだ。日本ハムのドラフト1位、柴田獅子投手(19)がプロ初登板初先発し、3回無安打無失点、無四球3三振の完全投球を披露した。今季の高卒新人投手では12球団一番乗りでのデビュー。16年ぶりの首位ターンに成功した新庄剛志監督(53)から、大事な後半戦開幕戦での先発を託され、重圧のかかるマウンドで、しっかり期待に応えてみせた。

   ◇   ◇   ◇

高卒新人とは思えない堂々とした投球を披露した。柴田は初回をわずか8球で3者凡退に打ち取ると、2回は4番山本を152キロの高めのストレートで空振り三振。続く西川とのドラ1対決はカウント1-2と追い込んでから、外角低めへの鋭いスライダーで連続の空振り三振だ。2回は14球、3回も先頭の高部を縦に鋭く曲がるスライダーで三振に切って取るなど、17球で仕留めた。

2軍戦含めても自己最長の3イニング、最多39球を投じ、新庄監督が「40球ぐらい」と話していためどに近づいたため、マウンドを2番手のバーヘーゲンに託した。

「想像通り楽しいマウンドでした。あんなにたくさんの拍手をしてもらったことはなかったので、やっぱり1軍はいいなと思いました。プロを相手に通用するかは未知数だったので、初心に戻って初回は真っすぐで勝負しました。ファウルと空振りの反応がよかったので、そこは手応えを感じたところです。本音を言うとまだまだ投げたかったですが、3イニングを投げられてよかったです」。

もっと投げたかった。そして誰もがもっと見たかったと思う、内容だった。

約1年前の昨年7月24日、夏の甲子園をかけた福岡大会決勝で新庄監督の母校西日本短大付に敗れた。「4番投手」で先発出場し、バットでは2安打1打点と気を吐くも、投手としては3回1死二塁で無念の途中降板。それでも試合後、涙はなかった。「完敗。でも、できることはすべてやってきた。悔いとかはない。こういう大事な場面でチームを勝たせられる選手になっていきたい」。大きな夢を抱きプロに入り、心身ともに磨き上げ、デビュー戦でのパーフェクト快投につなげた。【永野高輔】

◆柴田獅子(しばた・れお)2006年(平18)4月18日、福岡県生まれ。福岡大大濠3年夏は福岡大会で投手兼一塁手でプレーし、投げて2勝、打撃は打率5割2分6厘、1本塁打、6打点。決勝で西日本短大付に2-5で敗れ甲子園出場なし。高校通算19本塁打。昨年ドラフトでは宗山(明大)を外した日本ハムとソフトバンクが外れ1位で競合し、日本ハム入団。イースタン・リーグでは投手で8試合(防御率2・31)、打撃は96打数15安打(打率1割5分6厘)、2本塁打。今季推定年俸880万円。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。名前の由来は祖父がライオンズファンだったため。

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