
ヴィッセル神戸は27日に、クラブ30周年記念のチャリティーマッチとしてバルセロナと親善試合(ノエスタ)を戦う。
26日は神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習。オンライン取材に応じた主将のDF山川哲史(27)は、一度は中止危機となりながらも実現した一戦に強い思いを込めて臨む考えを示した。「中止になるかもしれないというニュースを(24日)朝に見た時は、正直開催されることになるとは思わなかったから、動いてくださった方に感謝している。(開催を知ったのは)クラブのX(旧ツイッター)だった気がする。その前に連絡はなくて、それぐらい切迫した状態だったと思う」と選手側の動きを明かし、「良くも悪くも話題になる試合で、より特別感が出ると思うので、気合が入る」と意欲を語った。
豪華メンバーが来日する相手の中でも、特に対戦を楽しみにするのがFWレバンドフスキだという。「ボールが入ってくる前の準備や、シュートに持っていくスピードはこれまで感じたことがないようなレベルだと思う。相手がシュートを打てると思えないような間合いでプレーしたい」。ワールドクラスのストライカーとのマッチアップでどんなプレーをできるのか。未知の体験が続くことも予想される試合で、自身とチームが積み上げてきた力を試す。【永田淳】