
<高校野球奈良大会:奈良大付7-6畝傍>◇24日◇準々決勝◇さとやくスタジアム(県立橿原)
奈良大付が畝傍の猛追を振り切り、準決勝進出を決めた。
3回に豆越陽人内野手(3年)の適時打で先制すると、4回に寺島遥(よう)内野手(3年)にソロ本塁打が飛び出した。5回にも石井颯太捕手(3年)が「感触がよかったから入ると思った」と高校通算21本目の3ラン。6回終了時点で7対2と試合を優位に進めた。
だが、先発の杉山竜之輔投手(3年)が8回に2失点。9回にマウンドに上がった2番手の新城楓雅投手(2年)も2失点を許し、9回裏に1点差まで詰め寄られた。なおも2死二塁と一打同点の場面を作られながら、最後は奪三振で準決勝進出を果たした。
試合後、田中一訓監督(50)は「(畝傍が)粘り強くて、しんどい試合でした。よく踏ん張ってくれた」と選手をねぎらった。【佐藤奨真】