
体内に悪性腫瘍が見つかり、長期離脱となったJ2のV・ファーレン長崎MF名倉巧(27)が、24日までに自身のインスタグラムを更新。現在の心境や復帰にかける思いなどをつづった。
写真14枚をアップし、チームメートとの写真や自身のプレー写真、病室での写真も公開。長文で投稿した。「リリースにもあった通り、身体に悪性腫瘍が見つかり一時戦線を離脱することになりました。このような形でチームとして大事な時期に長期離脱することになってしまい、悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。そして、リリースが出てからたくさんのメッセージありがとうございます。これだけでも勇気もらえるしみんなのパワーもらって治るって確信してます」。
6月20日に本人が体調不良を訴え、諫早市内の病院を受診検査。その後、都内で精密検査を受け、悪性腫瘍が見つかった。名倉は「当たり前にあった幸せな日常を奪われ、不安と恐怖の日常に変わってしまったけど、僕の周りにはこんなにもたくさんの最高の仲間がいて、家族がいて。。僕を支えてくれる人のおかげで1人じゃないと強く感じることができています」と素直な思いを明かし、「この病気に必ず打ち勝ち、絶対にピーススタジアムのピッチに戻ると誓います。険しい道のりで少し長くかかっちゃうかもしれないですが、またピーススタジアムに戻る日まで待っていてください…絶対に、元気な姿でまた戻ります」などと復帰への強い決意も記した。
ただ、本音も吐露している。「正直、本音を言うとめちゃくちゃサッカーやりたいし、みんなとバカみたいに騒ぎたいし、なんで今、自分なんだろうって考えてしまうけど、考えたところで何か変わるわけじゃないし、時間を戻せるわけでもない。今はただこの事実をしっかり受け止めて病気をボコボコにして勝つことだけを考えて、乗り越えた先にはとんでもなく幸せな世界が待ってるって信じて、今は頑張ります。また、この病気を治して復帰することで、同じ病で苦しんでる人だったり、不安を抱えている人に少しでも希望を与えることができると思っています。そういう意味でも絶対に完治させて復帰できるように頑張ります。病気の詳しい情報は言えませんが見守ってくれると嬉しいです」。最後に「必ず乗り越える」と締めくくり、人気ロックバンド、ONE OK ROCKの楽曲「We are」の歌詞の一部を書き添えた。
ファンやフォロワーからはエールを送るコメントや、復帰を待つ激励の言葉が500件以上寄せられている。