
<ドジャース4-3ツインズ>◇23日(日本時間24日)◇ドジャースタジアム
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が、劇的な逆転サヨナラ勝ちに充実した表情を見せた。
1回に大谷翔平投手(31)が、5試合連発の37号ソロを放ち先制。先発のタイラー・グラスノー投手(31)も、今季自己最長の7回を1失点12奪三振の快投を見せた。2番手カービー・イエーツ投手(38)が3連続四球と乱れて逆転を許したが、9回2死走者なしからムーキー・ベッツ内野手(32)の内野安打や大谷の申告敬遠で2死満塁の好機をつくり、フレディ・フリーマン内野手(35)の左前適時打で逆転サヨナラ勝ちを飾った。
【ロバーツ監督の主な一問一答】
-グラスノーが7回を1失点
「本当に素晴らしい投球で、7回まで投げさせることができた。制球やフォーム、リズムすべてがよかった。7回まで投げてくれたのが本当に大きかったです。そして勝利することができて、シリーズも勝ち越せて本当に良かったです。先発ローテーションを安定させられたのも大きかったですね」
-イエーツが3連続四球だったが
「スプリットの精度が低いし、コントロールが効いていない。たぶん自信も少し失っている。明日の休養日でリセットできればいい。実績のある投手だから信じている。引き続き信頼して送り出します」
-25日(同26日)から遠征。ロード前の最後の試合に苦しみながら勝てた。流れが変わるか
「そうなることを願います。今日の試合に勝てたのは、ガッツを見せてフレディ(フリーマン)の打席に回そうとしたからです。そしてフレディがここ1カ月で最高のスイングをしてくれました。このような形で勝てたことは、チームにとって大きな勢いになると思います。トミー(エドマン)も(7回1死満塁で右前適時打)素晴らしいバッティングだった。タイラー(グラスノー)が万全の状態で戻ってきて、あのピッチングができたことが本当に大きい。金曜日はエメ(シーハン)が戻って来て、前回登板から立て直してくれることを期待します。エメがいて、クレイトン(カーショー)がいて、日曜は誰が投げたとしても、流れを続けていくことが大事だ」
-背番号27(ルイーズ)がまるでモーリー・ウィルス(ドジャースで60年から6年連続の盗塁王)みたいでしたね
「グレートですね。彼がいるだけで攻撃を組み立てられますし、相手にプレッシャーを与えられる。誰もが盗塁をすると分かっていても、盗塁を決める選手ですから。必要なときに使える切り札です。接戦の二盗で(四球や安打が)二塁打になるのは大きなことです。ああいうダイナミックさは好きです」
-ショウヘイは9回2死一塁で申告敬遠
「あの選択は正しかった。5試合連続のホームランは本当にとんでもない記録ですね。フィールド全体を使い、変化球もファストボールも打っている。本当に素晴らしい内容です。ショウヘイがチャンスで打席に立つと、それが勝つチャンスになる。だから相手のクローザーはエステリー(ルイーズ)との勝負を選んだのでしょう。幸運なことに、エステリーがフレディに打席を回すことができました」
-次戦は敵地でレッドソックス戦。ショウヘイのメジャー記録(8戦連発)は
「それは分からないが、彼が先週から続けているアプローチを維持できれば、グリーンモンスターはとても(距離が)近いし、フライを打てばホームランになる可能性がある。同じアプローチを続けてどうなるか、だね」