
<ジャイアンツ8-7ドジャース>◇11日(日本時間12日)◇オラクルパーク
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が、17年9月以来の7連敗に重い口調だった。
この日は1-2の3回に大谷翔平投手(31)の32号2ランで逆転するも、先発ダスティン・メイ投手(27)が5回途中7失点の乱調。打線は1点差まで詰め寄ったが、あと1歩及ばなかった。
チームはこれで17年9月以来の7連敗。ロバーツ監督は死球を受けながらも出場を続け、マルチ安打を放ったムーキー・ベッツ内野手(32)の姿勢をはじめ、7得点の打線に対する収穫を口にした。
翌12日(同13日)は、大谷が今季5度目のマウンドに上がる。
【ロバーツ監督の主な一問一答】
-この試合の粘りを見ると、これまでとは違う感触か
今日は良かった。1番から9番までいい打席があって得点できたし、最後まで勝つチャンスはあった。逆転はできなかったけど、(ジ軍先発)ウェブのようなリーグ屈指の投手を(6回途中6失点で)マウンドから降ろせたことは収穫だね。ただ、投手陣が防ぎきれなかった。明日はショウヘイがマウンドに向かうし、彼はやってくれるだろう。
-メイが中盤から崩れた
序盤はボールも良かったし、内容も悪くなかった。でも中盤から制球を失った。四球でチャンスを相手に与えれば、もちろん失点のリスクも上がる。強打者に多く打席が回るし、それが試合の流れを大きく変えてしまった。特に4回、先頭から連続四球を与えて、そこから崩れてしまった。(1死満塁で)チャプマンの打球(二ゴロ)でダブルプレーをとるチャンスはあったけど(併殺崩れ)、アダメズと勝負するには制球面が不十分だった。あと、カウントを有利にしても決めきれなかったね。
-メイの好不調の波は気になるか
彼の復帰プロセスの一部だとは思っている。言い訳にはできないけど、まだまだ細かい部分の調整段階じゃないかな。調子が良いときは本当に素晴らしいけど、乱れると四球や失投で長打を浴びてしまう。まさに今日がそうだ。一生懸命投げてくれてるけど、中盤からバランスを崩してしまった。
-ベッツが2安打。打席内容と、このシリーズの重要性について
素晴らしかった。ムーキーは厳しいボールをカットして内容がある打席だった。今日は良い当たりが多かったです。ムーキーの姿勢はチームをポジティブにしてくれる。あと、(キム)へソンだ。見れば見るほど好きになる選手だ。野球選手の魅力にあふれている。競争が大好きで、闘争心もあって、今日は好守で大きな存在だった。
-大谷の投球予定は
プランは2回か3回。もし、効率的に投げて3回までいければグレートだ。