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大谷翔平、日本選手初「スプラッシュ弾」32号2ランもチーム7連敗 13日先発で流れ変わるか


ジャイアンツ対ドジャース 3回表ドジャース1死三塁、初の「スプラッシュヒット」となる右越え2点本塁打を放つ大谷(撮影・垰建太)

<ジャイアンツ8-7ドジャース>◇11日(日本時間12日)◇オラクルパーク

【サンフランシスコ(米カリフォルニア州)11日(日本時間12日)=四竈衛】ドジャース大谷翔平投手(31)がジャイアンツ戦に「1番DH」で出場し、日本人選手初となる同地名物の「スプラッシュ・ヒット」となる32号2ランを放った。2戦ぶりの一撃で1度は逆転に成功したものの投手陣が踏ん張れず、ド軍は17年以来8年ぶりの7連敗。12日(同13日)に復帰後5度目の先発登板する大谷が、投打二刀流で流れを変えられるか。昨季王者が球宴前に正念場を迎えた。

   ◇   ◇   ◇

ためらいなくバットを振り切った大谷の目は、右翼後方のマッコビー湾へ向かっていく、角度30度の完璧な弾道を追っていた。1点を先行された直後の3回1死三塁。ジ軍ウェブの約147キロのカットボールに、体が素直に反応した。前進守備でバックホームに備える内野陣だけでなく、外野陣が1歩も動けないほどの豪快な2ランは、打席から約125メートル先の場外で水しぶきを上げた。

同地オラクルパークでは、10試合目での記念弾。打席へ向かうたびにブーイングと歓声が交錯する一方、周囲の期待は背中で感じていた。気まぐれな海風の影響もあり、誰もが簡単に飛ばせる距離ではない。昨年5月14日、同球場で放った右中間への特大弾は海に届かなかった。その試合後には「打った瞬間、行くかなと思ったんですけど、行かなかったのでちょっと残念でしたけど、またチャンスがあれば頑張りたいです」とコメント。敵味方を問わず、ファンが喜ぶ「スプラッシュ弾」への意欲をのぞかせると、わずか1年後に現実のものにしてみせた。

だが、大谷の一撃も報われなかった。先発メイが4回以降、突然の制球難で再逆転を許し、2番手バンダも踏ん張れず、中盤以降は劣勢に立たされた。過去6戦で計11得点だった打線は1点差まで詰め寄ったもののあと1歩及ばなかった。

この日、クラブハウス内のホワイトボードには、スタッフによる手書きの日本語で「今日勝つ」と記された。単なる「願掛け」に近いシャレながらも、連敗の重みは誰もが肌で感じていた。ただ、2位ジ軍と4ゲーム差に縮まったとはいえ、慌てる時期でもない。ロバーツ監督は言った。「みんなで一体になるだけだ。これはどの監督も言うことだろう。大リーグで勝つことは簡単ではないんだ」。

球宴まで残り2試合。12日に先発する大谷に、同監督はあらためて期待を込めた。「明日はショウヘイがマウンドに向かうが、プランは2回か3回。効率良く投げて、3回までいければグレートだ」。昨季覇者として安定感のある戦いには程遠い。だが、大谷は投げるだけでなく、バットでも流れを変えられる。投打ともに大谷が「連敗ストッパー」になれば、後半戦への仕切り直しも難しくない。

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