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【浦和】小森飛絢、荻原のCKから頭でJ1初ゴール「“待っているぞ”って信用していました」


浦和対湘南 前半、ゴールを決めガッツポーズする浦和小森(撮影・宮地輝)

<明治安田J1:浦和4-1湘南>◇第21節◇埼玉スタジアム

浦和レッズFW小森飛絢(ひいろ、24)が待望の移籍後初ゴールを決めた。

1点リードで迎えた前半追加タイムの49分、左CKからDF荻原がニアサイドへ鋭く送ったインスイングのボールに対し、素早くポイントに入り、打点の高いヘディングでゴール右隅へ流し込んだ。ストライカーらしい鮮やかな一撃だった。

「オギ君がいいキックからすごくいいボールが来たので、自分は流し込むだけでした。すごくいいクロスを持っている。自分もクロスからの得点も得意としているので試合前からすごくいいコミュニケーションを取って“待っているぞ”って。信用していました」

昨季はJ2で23ゴールを挙げ得点王を獲得。今年1月からベルギー1部シントトロイデンに移籍し、夢の海外挑戦となった。しかし現地での環境になじめず、公式戦5試合で無得点。仕切り直しの場として選んだのが浦和だった。「自分の夢をかなえるため目標に近づくためにレッズを選んだ」。その夢とは日本代表入り。6月のクラブワールドカップ直前に電撃的に加入したが、松尾、チアゴ・サンタナらの壁は厚く、クラブW杯では出番なし。今年上半期は苦しくも悔しい半年間を過ごした。

クラブW杯後、風向きが変わった。J1再開となった前節FC東京戦で先発出場。思うようなプレーができずシュートを打てないまま途中交代。そしてこの日の湘南戦もスタメンで起用された。

期待に応えるようにゴールを奪ってみせ、前線から左右に動いてボールを引き出し、味方につなげて攻撃を広げる役回りも起用にこなした。後半21分までの出場で躍動感あふれるプレーを披露した。

使われなかったクラブW杯からこの1カ月で何が変わったのか?

「クラブW杯の時も自分のできるアピールはしていましたし、出るつもりで準備もしていましたけど、使ってもらうことができなかった。日本に帰ってきてからオレを使ってほしいという強い思いで練習を毎日していたので、その気持ちが伝わったんじゃないかなと思います」

昨季まではJ2でプレーし、73試合で36得点を記録した。J2とJ1の違いを問われると「J2と違ってなんかスペースが結構あるなっていう、この2試合通して思ってて。全くJ2とJ1で違うサッカーだなって印象を持ってて、そこを個で打開できる力をもっともっと付けていきたいなって思います」。

本拠地・埼玉スタジアムでの大声援が力になり、気持ち良くプレーできた。「本当に幸せでした」。名前の由来通り、新たな“ヒーロー”が浦和に誕生した。【佐藤隆志】

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