
J2のV・ファーレン長崎は23日、MF名倉巧(27)が体内に悪性腫瘍が見つかったため長期離脱すると発表した。「寛解、また復帰を全力でサポートしてまいります。ファン・サポーターの皆様におかれましても、温かく見守っていただけますと幸いです」とコメントを出した。
6月20日に本人が体調不良を訴え、諫早市内の病院を受診検査。その後、都内で精密検査を受け、体内に悪性腫瘍が見つかった。現在は自宅療養中で、今後は化学療法を行う予定という。
名倉のコメントは以下。
「リリースにもあった通り、身体に悪性腫瘍が見つかり一時戦線を離脱することになりました。
このような形でチームとして大事な時期に長期離脱することになってしまい、悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。
6月20日に、悪性腫瘍の可能性が高いと言われ、その日から緊急入院し、旭人社長のおかげで今は東京の病院で治療を受けることができています。
当たり前にあった幸せな日常を奪われ、不安と恐怖の日常に変わってしまいましたが、僕の周りにはこんなにもたくさんの最高の仲間がいて、家族がいて、僕を支えてくれる人のおかげで1人じゃないと強く感じることができています。
この病気に必ず打ち勝ち、絶対にピーススタジアムのピッチに戻ると誓います。
険しい道のりで復帰まで少し長くかかるかもしれないですが、またピーススタジアムに戻る日まで待っていてください。
絶対に、元気な姿でまた戻ります。
病室から観る長崎の試合は熱くて、パワーをもらえて、できれば自分も一緒に戦いたいと思ってしまうくらい輝いているけど、今はそれぞれの場所でお互いに頑張っていけたらいいなと思っています。
この病気を治して復帰することで、同じ病で苦しんでる人だったり、不安を抱えている人に少しでも希望を与えることができると思っています。
そういう意味でも絶対に完治させて復帰できるように頑張ります。
必ず乗り越える」