
<マイナビオールスターゲーム2025:全セ-全パ>◇第1戦◇23日◇京セラドーム大阪
野球殿堂入り表彰が試合前に行われ、「プレーヤー部門」の岩瀬仁紀氏(50)、「エキスパート部門」の掛布雅之氏(70)、「特別表彰」の元セ・リーグ審判部長の富沢宏哉氏(93)の代理の友寄正人氏が出席した。
ゆかりある大阪での表彰となった掛布氏は「そういう巡り合わせはすごく、縁を感じますね」と笑顔。阪神の内野手として通算349本塁打を記録したが「僕なんかたいしたことない数字。岩瀬さん、今回イチローさんも一緒ですけど、彼らの数字にしてみたら、子どもみたいな数字」と謙遜。それでも「今日も阪神ファンの方たちが温かい拍手を送ってくれましたので、そういうファンの方たちに85年の日本一と、今日ちょっとだけ恩返しができたかなと思っております」と喜んだ。
岩瀬氏はともにNPB史上最多となる1002試合登板、407セーブを記録。これまでを振り返り、歴代の指揮官に感謝した。「星野さんも、落合さんにも信頼して使ってもらって。やっぱり信頼して使ってもらってるというのが感じられると、人間って体が動くんだなっていうのは、すごく感じますから。そういったところがやっぱり基盤になってやってこれたんじゃないかな」。表彰式を終えて「やっぱり1つの球団でずっとやってきたからこそ。背番号も変わらずにやってきたんでというところで(殿堂に)いられるっていうのは、ちょっと幸せなところかなと思います」と胸を張った。
イチロー氏の表彰式は、8月31日の「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜の試合後、バンテリンドームで行われる。