
マリナーズなどメジャーで19年間プレーし日本人で初めて米野球殿堂入りを決めたイチロー氏(51)が18日(日本時間19日)、クーパーズタウンでの式典を9日後に控え、オンライン会見を行った。
式典について「楽しみにしてるんですが、もちろん緊張もします。僕は、基本的に人前で話す時はとても緊張するタイプなので、もう間違いなく緊張するんですけど」とし「それよりもですね、来月31日に女子の選抜チームとの試合が決定しているので、体作りが思うように進んでないことを心配しています」と、名古屋で開催する「イチロー選抜KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」のエキシビションマッチについて言及した。
自分にとっての野球については「人間と人間が戦う。スポーツでやっぱり人間らしさっていうか、その情熱とか、気持ちを大事にしたい。あまり無機質にならずに、人間と人間の競技だっていうところを僕は大事にしたい」と話した。
イチロー氏は2001年にマリナーズでメジャーデビューし、ヤンキース、マーリンズを経て18年にマリナーズに戻り、翌年で現役を引退。通算打率3割1分1厘、117本塁打、780打点、509盗塁をマーク。1年目に新人王とMVPを同時受賞し、首位打者に2度、ゴールドグラブ賞10度に選出され、04年には262安打を放ち84年ぶりにメジャー最多記録を更新するなど、多くの偉業を達成した。