
<高校野球埼玉大会:叡明7-0聖望学園>◇23日◇準々決勝◇県営大宮
聖望学園が叡明に敗れ、埼玉大会の4強は夏の甲子園出場経験なしの顔ぶれが決まった。
準決勝は25日、県営大宮で浦和実-昌平、叡明-山村学園、西武台の勝者に決定。夏の甲子園経験のない4校が出そろうことが確定した。
浦和実はノーシードで大会に臨むも、4回戦ではAシード浦和学院を下した滑川総合に6-1で勝利。この日も伊奈学園に8-1の7回コールドで圧勝した。エース左腕石戸颯汰投手(3年)のピッチングに注目が集まる。
昌平もノーシードながら、4回戦でCシード花咲徳栄を延長戦の末に5-1で撃破。5回戦はBシード上尾を10-3の8回コールド、この日のBシード川越東も、15-8(8回コールド)で下した。21年と24年の夏は決勝で涙をのんでいる。
叡明は今春の県大会で準優勝を果たし、関東大会に出場。春夏連続の甲子園出場を決めた山梨学院に6-7と善戦した。今大会はAシードで臨み、初戦の2回戦から準決勝までをすべてコールドで勝ち上がった。この日は春夏通じて5度の甲子園出場を誇る聖望学園を、7回コールドの7-0で下した。
西武台は88年のセンバツに出場。Dシードの今大会は、5回戦でノーシードの強豪春日部共栄を8-3で下した。昨秋の県大会では準優勝を果たし、関東大会ではセンバツに出場した千葉黎明に2-3で敗れた。
山村学園は08年の共学化に伴い、野球部を創部。15年秋から上位進出を続け、17年と19年夏には決勝へ進出した。昨夏は準決勝で花咲徳栄に1-3で敗れたが、エース左腕の西川歩投手(18)が巨人の育成ドラフト5位で指名を受けた。