
夏の甲子園出場を目指す高校野球の各地方大会は12日、全国各地で熱戦が繰り広げられた。
秋田大会2回戦では伝統校の秋田が2-8で湯沢翔北に敗れた。1915年の第1回大会で準優勝するなど春夏24度の甲子園出場を誇るが、初戦敗退で03年以来の出場を逃した。
福島大会1回戦では71年夏の甲子園で準優勝するなど春夏10度出場の磐城が3-4でいわき光洋に敗戦。
千葉大会2回戦は夏の甲子園出場6度の県千葉が4-5で、東海大市原望洋は1-10の7回コールドで東海大浦安に敗れた。茨城大会2回戦では日立一が1-4で霞ケ浦に敗れた。
長野大会3回戦では春夏4度甲子園出場の長野が、延長10回6-7で東京都市大塩尻にサヨナラ負け。山梨大会1回戦ではセンバツ出場経験がある日大明誠が1-6で甲府工に敗戦。甲府商は3-4のサヨナラで白根に敗れた。
三重大会では、今春の東海大会で優勝した三重が初戦敗退する波乱があった。2回戦で昴学園に0-2で完封負け。3回に1点を先制され、4回にも追加点を奪われると、打線は昴学園・石川大介投手の前に5安打無得点に抑え込まれた。
長崎大会2回戦では09年センバツで優勝するなど春夏通算5度甲子園出場の清峰が0-8の7回コールドで海星に敗れた。熊本大会2回戦では春夏11度甲子園出場の済々黌が1-8の7回コールドで専大熊本に敗戦。宮崎大会2回戦では延岡商が8回コールド0-11で延岡学園に敗れた。鹿児島大会1回戦では鹿児島城西が0-3でれいめいに敗戦。
沖縄大会準決勝は10年に甲子園春夏連覇を果たした興南が1-3で沖縄尚学に、宜野座は3-5でエナジックスポーツに敗れた。