
<高校野球福岡大会:西日本短大付7-0東福岡>◇22日◇準々決勝◇久留米市野球場
日本ハム新庄剛志監督の母校、西日本短大付が9安打7得点の7回コールド勝ちで2年連続の4強入りした。
打線がつながった。初回に2死三塁から4番佐藤仁内野手(3年)が先制適時打をマーク。3回、5回と1点ずつを追加し、3-0で迎えた6回に一挙4点を奪った。同1死満塁からは「新庄さんは大先輩の方」と尊敬する6番安田悠月外野手(3年)が試合を決定づける走者一掃の3点適時二塁打を放った。
投げては先発したエース中野琉碧(るい)投手(3年)が7回1安打無失点の好投。最高気温38度と酷暑のマウンドにも、安定した投球を披露した。
投打がかみ合った快勝に、新庄監督と高校時代は同級生だった西村慎太郎監督(53)は「野手にようやく本来の打撃が出始めてきたかなと思います。左打者、右打者ともにいいところが出たと思います」と納得の表情だった。
新庄監督率いる日本ハムは、シーズン前半戦を単独首位ターンで決めた。西村監督は「日本ハムの勢いに乗って西短も頑張ります」と締めくくった。2安打3打点の安田も「新庄さんが頑張っていると、自分たちも頑張らないといけない」と言った。ビッグボスから刺激をもらい、西短ナインが激戦の福岡大会を一気に制すつもりだ。