
<高校野球兵庫大会:東洋大姫路-明石商>◇22日◇5回戦◇ほっともっとフィールド神戸
明石商が接戦の末、5回戦で姿を消した。
明石商の先発は背番号11の石原大暉投手(3年)。初回、東洋大姫路の3番高畑知季内野手(3年)に左翼席中段へ先制ソロを浴びたが、2回以降は0行進の好投だった。4回戦(三木戦)でノーヒットノーランを達成した注目の左腕は「初回は詰めの甘さが出た。その後、ゼロに抑えることができたのは、自分の力だけじゃなく、仲間の守備のおかげ。明石商に入って、狭間監督のもと、野球を深く知ることができたと思います」と胸を張った。
東洋大姫路とは春の兵庫県大会準決勝で対戦し、0-10の5回コールド負けを喫した。リベンジを目指しての対戦。打線は4度スコアリングポジションに走者を進めて追い詰めたが、あと1歩届かなかった。犠打、スクイズ失敗など反省点もあるが、狭間善徳監督(61)は「明商らしい試合を展開できた。粘って、粘って。成長した。よう耐えたと思う。ウチの力は全部出し切った」と選手たちをたたえた。