
<高校野球滋賀大会:八幡商14-0石部・信楽>◇8日◇1回戦◇マイネットスタジアム皇子山
春夏合わせて14度甲子園出場の八幡商が、石部・信楽の連合チームに14安打14得点で5回コールド勝ちを収め、初戦突破を決めた。
八幡商の打線の軸は、50メートル5・9秒の俊足と長打力が魅力のリードオフマン磯部煌太外野手(3年)と、高校通算13本の4番・脇坂航大外野手(3年)。4打数1安打1打点の磯部は「苦手にしている軟投派のピッチャー相手に自分のスイングができなかった。次戦は修正して臨みたい」と反省点を口に。3打数1安打の脇坂は「1年から試合に出ていたが、最後の夏はこれまでとは違う緊張感があった。スイングが硬くなってしまったので、次戦は初回から自分のスイングができるように練習したい」と次を見据えた。
主将も務める磯部の今夏の目標は「滋賀大会優勝」、そして脇坂の目標は「試合でホームランを打つこと」。13日予定の次戦の相手は、服部航平(3年)と新(あたらし)晃成(3年)ら好投手を擁する彦根東に決まった。主軸が役割を全うし、それぞれの目標へと突き進む。【一 樹】