
<高校野球新潟大会:関根学園6-1十日町>◇21日◇準々決勝◇ハードオフエコスタジアム新潟
関根学園が11年ぶりに4強に名乗りを上げた。1番高木愁也左翼手(3年)が4打数3安打3打点。1-1の3回裏1死無走者から右翼に勝ち越しのソロ本塁打を放つなど、チームに勢いをつけた。
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手のひらに好感触を残した打球が右翼席に飛び込んだ。それを確認した高木は二塁に向かう途中でガッツポーズ。「打った瞬間、いったと思った」。高めに入ったカーブをきっちり捉える。3回表に1-1に追い付かれた直後の1本は、安川巧塁監督(33)が「あれで流れが変わった」と言うようにナインを乗せた。
打線は5、6回に計4点を加えてエース鈴木興丞(3年)を援護。その中で高木は右中間に二塁打、右前に2点適時打を追加。4回戦(19日)の長岡商戦の3打数3安打3打点に続く2戦連続の「猛打賞」だ。
本来は3番だが、長岡商戦で死球を受けた1番打者の相馬騎虎中堅手(3年)に代わって、1番に起用された。もっとも好調な打撃に打順は関係なし。「たたくイメージで強いライナー打つ。それができている」と4強進出の原動力になった打力に自信を深めた。