
<ドジャース5-6ブルワーズ>◇20日(日本時間21日)◇ドジャースタジアム
ブルワーズのパット・マーフィー監督(66)が、ドジャース相手に「完全スイープ」を成し遂げた選手たちをたたえた。
この日は先発キンタナが、3回に大谷翔平投手(31)に34号2ランを浴びるなど3失点。だが打線が4回、2安打にドジャース内外野の2失策を絡めて同点。5回に勝ち越しを許したが、6回にハースとコリンズの適時打で3点を奪い逆転に成功した。
救援陣がリードを守り切り、ブルワーズは10連勝。今季予定しているドジャースには6戦全勝となり、ドジャース相手には史上3チーム目の「完全スイープ」を達成した。94年ブレーブス(6戦)、06年カージナルス(7戦)以来。
昨季のナ・リーグ最優秀監督に輝いた同監督は「このチームは粘り強く戦い、ハングリー精神を持ち続けてきた。彼らを誇りに思っている」と選手をたたえた。
スターがそろうドジャースを完全に封じたことについては「つまりは誰も聞いた事のないような選手の集まり。素晴らしい日本のファンを侮辱するわけではないが、ウチの打線の選手を5人も挙げられないでしょう。5人どころか2人も挙げられないかもしれない。これは選手たちがいかにハングリー精神を持っているかの証明だ」と話した。
最後に「ドジャースは少し運が悪くて本来の野球ができていない。もう少しすれば本来の野球を取り戻すでしょう」と締めくくった。
ブルワーズはナ・リーグ中地区で、カブスと並んで同率首位に浮上した。勝率でも同地区首位タイとなった。