
<東アジアE-1選手権:日本0-0中国>◇16日◇第3戦◇水原
【水原(韓国)16日=永田淳】女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング7位)は3連覇を果たせなかった。中国(同17位)との第3戦でスコアレスドローに終わり、1勝2分けの3位。直後の試合で台湾を下した韓国が05年以来20年ぶりのVを飾った。
最後まで1点が奪えなかった。後半24分の選手交代でシステムを3-5-2に変更。それまで最終ラインで中国の攻撃をはね返し続けていたDF高橋はな(25=三菱重工浦和)を最前線に上げた。3バックの右には、FWとして今回招集された山本がサイドバックから移って入るなど、攻撃重視の陣容。後半追加タイム2分と4分に高橋が決定機を迎えたが、2本のシュートはいずれも枠を捉えられなかった。「1回のチャンスを一発で決めないと、世界で勝つこととか、自分がなでしこの最前線を張るのは難しい」と高橋。「自分の実力のなさが腹立たしい」と悔しさをにじませた。