
<ソフトバンク10-2ロッテ>◇15日◇みずほペイペイドーム
ソフトバンク海野隆司捕手が、28歳の誕生日に2安打1打点で10得点大勝に貢献した。
まずは2点リードの4回1死から右中間二塁打を放ち、周東の適時打で5点目のホームを踏んだ。6点リードの7回無死二塁では再び右中間へダメ押しの適時二塁打。「1打席目に打っていたらなぁ…と思って走っていました」。快音を残した打席より、2回1死二塁の好機で空振り三振に倒れた場面を反省する貪欲さを見せた。今季5度目のマルチ安打で、打率を4月8日以来の2割台に乗せた。 守っても、投手陣をリードする気概にあふれている。「ホークスのエースですし、今は本当に有原さん自身も調子がいいと自分も思っている。有原さんの足を引っ張らないように必死こいてやっています」。正捕手筆頭格として日々の研究を怠らない。「自分への誕生日プレゼントに? はい。なったと思います」。バースデーに華を添え、お立ち台で笑顔が弾けた。