
球宴に初選出されたドジャース山本由伸投手(26)が、前日恒例の会見で日米報道陣に対応。26年WBC、28年ロス五輪と、侍ジャパンの代表入りへ前向きな姿勢を明かした。
「いろんな試合がある中でも、また特別なものだと思いますし、その国の人が一丸となって、ファンの方、野球には興味がない方からも応援してもらえるような機会だと思うので、すごくいいなと思います」
すでに今春のキャンプ中には、米アリゾナの施設を訪れた井端監督と直接話し合い、互いに情報交換などを行った。メジャー移籍前の23年WBCでは、先発陣の中心として世界一奪回に大きく貢献。押しつぶされそうな代表の重圧の一方、最高の美酒も味わった。メジャー2年目の今季は、名実ともに新エースとして活躍。首脳陣からの信頼感も厚く、健康状態に問題がなければ、大黒柱として代表入りする可能性は高い。
現時点で、ロス五輪にメジャーリーガーが参加できるのかは不明。ただ、もしOKとなれば、地元ドジャースタジアムでの開催が決まっており、ド軍のエースへの期待度はさらに上昇する。「ロスで開催するのも、すごくいいと思います。(方針は)ちょっと分からないですけど、出場できるとなったらメジャーの選手もより盛り上がるんじゃないかと思います」。あくまでも一般論としてだが、これまで通り、前向きな姿勢は変わっていない。
前日、7回無失点と好投したこともあり、今回の球宴は登板せず、応援部隊に専念。「今日は結構、体が筋肉痛なので」と苦笑いを浮かべつつ、あらためて「登板回避」を明言した。お祭りでは脇役でも、侍ジャパンとなれば主役を譲るはずはない。【四竈衛】