
レアル・マドリードとの契約が満了したクロアチア代表MFモドリッチ(39)のACミラン移籍が正式決定したと、スペイン紙アス電子版が14日に報じた。
モドリッチは今夏開催されたクラブワールドカップを最後に、12~13年シーズンから13季所属したRマドリードを退団。その後、サウジアラビアやアメリカなどのクラブに興味を持たれた中、ACミランに入団することになった。
ACミランはインスタグラムの公式アカウントで「ようこそ、モドリッチ」とハッシュタグを付け、モドリッチが「ここに来られてとてもうれしい。今後の挑戦を楽しみにしている」とミラノ到着時に喜びをあらわにしたコメントを掲載した。
クラブはまだ入団を正式発表しておらず、契約期間などの詳細は伝えていないものの、スペイン紙アスはその様子を受け、「モドリッチが正式にミランの新入団選手に」とすでに加入が決定済みと報道。入団理由について、「26年のワールドカップに向けてトップレベルを維持するため」と説明した。
ACミランにとってモドリッチは、トリノから移籍金2300万ユーロ(約39億1000万円)で獲得したイタリア代表MFサムエレ・リッチに次ぐ今夏2人目の補強選手となる。
モドリッチのRマドリードでの公式戦成績は597試合43得点。その間に欧州チャンピオンズリーグ6度の優勝を含むクラブ史上最多の28タイトルを獲得し、18年にバロンドール、FIFA年間最優秀選手賞、欧州年間最優秀選手賞を受賞と、個人賞を総なめにした。(高橋智行通信員)