【高校野球】昨夏16強の木更津が散る 春に投球フォーム改造の風穴蓮「やりきれた」５回４失点／千葉

八千代松陰対木更津　木更津の先発風穴（撮影・たえ見朱実）

＜高校野球千葉大会：八千代松陰10－3木更津＞◇13日◇2回戦◇袖ケ浦市営

昨夏の千葉大会16強の木更津は、シード校の八千代松陰相手に粘りを見せたが、3回戦進出とはならなかった。

先発を託された風穴蓮投手（3年）は立ち上がりから持ち味を存分に発揮。右下手から直球と緩いカーブを投げ分け相手打者のタイミングを外した。「カウントを悪くしてしまったのが反省点」と中盤に四死球が絡み失点を重ねたが、5回6安打4失点と粘り後続にマウンドを託した。

春まで公式戦の登板はなく「自分が生き残るために」と4月にリリースポイントを下げた。すると課題であった制球が少しずつ改善。6月の抽選会終了後、天野徳夫監督（41）から2回戦の先発に指名された。

高校野球最後の公式戦で迎えた自身の初登板について「やれることはやりきれた。悔いはないです」と振り返った。天野監督は「相手が一枚も二枚も上手だった。彼はいいピッチングをしてくれた」と右腕をねぎらった。