
<高校野球兵庫大会:滝川4-2津名>◇13日◇2回戦◇明石トーカロ球場
滝川の投打二刀流、新井瑛太投手(3年)が初戦突破に導いた。
初回、2死から中前へ強烈な打球でチーム初安打をマーク。1-0の5回には1死二、三塁から遊ゴロ。相手の攻守に阻まれたが、三塁走者を生還させた。この回3点を奪ってリードを広げた。新井は1安打1打点だった。
投げても好投。6回には押し出し四球で1点を返されるが、7回にはピッチャーライナーに好反応。飛び出した一塁走者もアウトにしてピンチを脱した。終盤はピンチの連続も最少失点で切り抜けるなど、冷静なマウンドさばきでリードを保った。9回を投げきり、6安打2失点で完投勝利となった。
滝川は滝川中時代の1937年(昭12)に甲子園ベスト4に入るなど、春夏19度の出場を誇る強豪校。ただ、80年を最後に遠ざかっており、45年ぶり聖地へまずは初戦を突破した。