
<高校野球京都大会:龍谷大平安9-0京産大付>◇13日◇2回戦◇あやべ・日東精工スタジアム
7年ぶり35度目の夏の甲子園を目指す龍谷大平安(京都)が初戦突破した。今春就任した元オリックスの川口知哉監督(45)は、夏初白星を飾った。
初回に4点先制すると、リードを譲らず2回に1点、5回に3点。6回に左翼へのソロで9点目とし、7回コールド勝ちで、打線は11安打9得点をマークした。
投げては、3年生の左腕コンビが5回までにスコアボードに0を並べた。先発の背番号10・高信(たかのぶ)春太投手が4回無失点。2番手の背番号11山本陽斗投手は、5回に3者連続奪三振を記録。6、7回は右投手2人で逃げ切った。
創部118年目の古豪は、同校が甲子園で100勝目を挙げた18年夏の100回大会から夏の聖地に遠ざかる。
今春に部員への暴力問題で退職した前監督の原田英彦氏(65)に代わり、コーチとして同校を支えていた川口監督が就任。97年夏にエース左腕として同校で活躍した準優勝に輝いたOBは、7年ぶりの甲子園へ1歩前進した。