明石家さんま（70）が13日、フジテレビ系「発見！タカトシランドSP 明石家さんまと北海道で夢かなえて旅」に出演。約40年前、ギャラの問題などで吉本興業を辞めようとしたエピソードを話を振り返った。
お笑いコンビ、タカアンドトシがさんまと北海道を旅する番組。飲食店で3人のトークになり、フジテレビ系「オレたちひょうきん族」（81年～89年）に出演していたころの、さんまのギャラの話題になった。
さんまは同番組でブラックデビルなどの人気キャラ役で、ビートたけしらとともに活躍したが「それだけやってギャラがバーターやから、でも一番少なかったんですよ。ある日たけしさんが休みがちになって“さんま、これいくらもらってんの？”っていう話になって、俺が“〇〇です”って（ギャラの額を）言ったら、（少なかったため）たけしが“すまねえなあ”って言うて。で、たけしさんが“申し訳ない”って言って、“『構成料』としてさんまに振り込んであげてくれ。吉本に関係なく個人口座に入れてあげてくれ”って（番組側に）言うて」と明かした。
そして当時、東京のほかの事務所から「うちに来い」などと声が複数かかったといい「“倍あげるから来い”とか。愛川欽也さんなんか、“さんまちゃん、うちの事務所に来たら、国立競技場、3個買えるよ”とか言って。それぐらい払うよ、ということやろうけども。だからその時に、30（歳）の時に（所属吉本興業に）“辞めさせていただきたい”と（申し出た）。“なんでや？それは困る”っていう話になって、（当時の吉本側は）“この（新たな）割合でいくんで、吉本に残ってくれ。看板として吉本に残ってほしいんで、すまん、この割合でいかしていただいて…辞めさすわけにはいきません”て言うて。で、残った。後輩たちもいたし、辞めなかっただけのことや。それ30の時」と続けた。
