
<イースタン・リーグ:巨人-日本ハム>◇12日◇ジャイアンツ球場
巨人戸郷翔征投手(25)が2軍再調整後、初めての登板に臨んだ。3回40球を投げて、2安打無失点で降板し「フォークの落ち方は手応えもありましたし、真っすぐも程よい力感の中でというのを今日は求めながらやりましたけど、キャッチャーの喜多さんも『いいボール来てんじゃない』って話はしてくれたので。また後で映像を振り返ってですけど、徐々にいいものが出せているのかなと思います」と振り返った。
初回は、2死から柴田の右前打と暴投で2死二塁とするも、有薗を右飛に打ち取りピンチを脱した。続く2回は3者凡退。登板最終回の3回には2死から浅間に右前打を許すも、続く上川畑を右飛に仕留めた。最速は場内表示で150キロを計測し「今日は特に真っすぐを意識しながら、そこにテーマを持っていました。いい結果もありましたし、まだまだ真っすぐの強さだったり、ちょっと力を入れすぎるところっていうのもあったので、修正しながらやっていけたら」と収穫と課題を口にした。
登板前々日の10日には川崎市・ジャイアンツ球場でブルペンに入った。桑田真澄2軍監督(57)からフォームにタメをつくるようアドバイスを受けたといい「練習までは意識していましたけど、桑田さんも『試合中は何も意識せずバッターと対戦しなさい』っていう話をされたので。そんなにすごく意識できたわけじゃないですけど、多少意識しながらできたので、まだまだレベルを上げていかないとなという印象です」と話した。
戸郷は開幕からの成績不振で4月12日に登録抹消となった。2軍で調整を図り、5月5日に1軍登録。その後は1軍で登板を重ねていたが、6月22日西武戦(東京ドーム)で5回6安打3失点で今季6敗目を喫し、翌23日に今季2度目の登録抹消となっていた。