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【高校野球】願い叶った単独出場「感動」13人の大阪農芸 16失点継続試合でも諦めず戦い抜く/大阪


高校野球大阪大会 2回戦 金光八尾対農芸 打席に入る大阪農芸・佐藤(撮影・佐藤奨真)

<高校野球大阪大会:金光八尾22-2大阪農芸>◇11日◇2回戦◇GOSANDO南港球場

大阪農芸が9年ぶりに公式戦単独出場を果たした。今年の4月まで野球部員は2人。主将の佐藤信尊(のぶたか)外野手(2年)は「農芸単独で出場したい」という強い思いを今年4月に赴任した須藤良介監督(46)に伝えた。

「じゃあ集めるしかないな」-。学校で未経験者や兼部の選手に声かけを行い、3年生が7人、1年生が4人の入部希望があった。大会2カ月前から練習を始めたが、授業の影響もあって全員がそろったのは6日ほど。それでも佐藤は「信じられない」と全員が同じユニホームを着て単独での出場できることに喜びを感じていた。2カ月という少ない時間で懸命に練習し、大会を迎えた。

10日の金光八尾戦で先発のマウンドに上がったのは5月に入部した光武(みつたけ)大雅投手(3年)だった。光武は中学時代野球経験があり、投手で4番打者を任された。しかし、初回に12安打を浴び、失策も重なり、16失点。その後雷雨の影響で試合は継続試合になった。

2回から再開された翌11日の試合ももではスコアボードに4回表終了時に0-22と大差がついたが諦めなかった。4回裏の攻撃。1死一、二塁から光武がレフト線へ2点適時二塁打を放った。5回の守備では2日間を通じて初めてゼロに抑えた。

須藤監督は試合後のミーティングで「どれだけ点を取られても、諦めず声が止まらないチームは初めて見た。失敗して当たり前、それでも前を向いてよく頑張った。5回0点で抑えた時は今までで一番感動した」と2カ月間全力で野球に向き合った選手達をねぎらった。

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