
<高校野球神奈川大会:横浜緑ケ岡12-6保土ケ谷>◇11日◇2回戦◇サーティーフォー保土ケ谷
横浜緑ケ岡が中盤の勝ち越しから終盤で引き離し、2回戦突破した。
6-6で迎えた4回、1死一塁から平川隼人内野手(2年)が狙い通りの真っすぐを捉えた。「感触はすごくよかったので、越えてくれ、と思って走っていました」。打球は右翼手の頭上を越え、適時二塁打で勝ち越しに成功。さらに2四球で1死満塁とすると飯田碧捕手(3年)の中前適時打でこの回2点を挙げ、流れを引き寄せた。
1年間の成長を一打に込めた。昨夏、掲げたテーマは「勝負どころで1本出すこと」。メンタル面の弱さと向き合い、練習でも集中力を高め、取り組んできた。支えになったのは、安斎賢監督の「中軸で打撃の中心だから一番いいスイングをしろ」という言葉。「今日も、割り切ってバットを振ることができました」と胸を張った。チームの主砲として、大きな自信を胸に3回戦に向かう。