
<広島-阪神>◇10日◇マツダスタジアム
広島が6回に逆転に成功した。6回6安打無四球1失点と力投した先発森翔平投手(27)が、3試合ぶりとなる1イニング複数得点を呼び込んだ。
阪神に2連敗中だった左腕は、対戦2試合続けて失点を喫していた1回を無失点で滑り出した。2回には先頭佐藤輝に右翼席へ先制ソロを許すも、その後は粘った。「何とかチームが勝てるように。貢献できるように1イニングずつ頑張りたい」。打線の援護がない中で走者を背負いながらも追加点を許さなかった。5回は2死走者なしから3連打で満塁としたが、中野を三ゴロ。6回は中軸を3者凡退に切り、6回まで88球を投げ切った。
その裏、先頭で回ってきた打席で代打を送られたが、打線が奮起した。8試合ぶり先発の大盛の安打から2四球で満塁とすると、代わった桐敷から押し出し死球で同点。さらに6月12日ロッテ戦以来の先発となた秋山が中前打で2点を勝ち越した。