
<高校野球京都大会:木津5-4南陽>◇10日◇2回戦◇太陽が丘球場
木津が接戦を制し、2回戦を突破した。夏の京都大会2勝は2013年以来、12年ぶりとなった。
キーマンとなったのは2打数1安打2打点を記録した森恒天仁(たかと)内野手(3年)。2回に逆転され、1点を追う2回の攻撃。2死二、三塁の場面で左越えの2点適時打を放ち、試合を一気にひっくり返した。「打撃に自信があったので、2アウトと追い込まれていたけど自分が決めるつもりで打席に立った」と振り返った。
木津・福澤祐斗監督は「森恒は毎日朝練に参加し、全部を一生懸命頑張ってきた。その結果が今回出た。この3年間で一番成長したと思う」と頑張りをたたえた。
その後3、4回で2点を追加し、逃げ切り勝利。昨年、一昨年は同じ会場の同じ一塁側で負けを経験した。今回は三度目の正直を果たした。この波に乗って同校初の夏3勝を目指す。【溝淵千夏】