
【始興(韓国)=永田淳】東アジアE-1選手権を戦う女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング7位)は10日、2グループに分かれて調整した。
リカバリー組とトレーニング組に分けられ、前日の台湾戦に先発した11人と後半に45分間出場したFW上野真実(28=サンフレッチェ広島レジーナ)の12人はホテルで調整となり、トレーニング組は韓国・始興で練習を実施した。
11人が参加した練習は、ヘディングを多めに用いたメニューや、コンビネーションからのシュートなどが行われ、最後の4対4+GKのシュートゲームまで約1時間半、休みを入れながらもハードに行われた。
練習に参加したFW中嶋淑乃(25=サンフレッチェ広島レジーナ)は「暑くて、しかもきついメニューだった」と苦笑いしながらも「ここにきてコンディションが上がってきている。今日もいいトレーニングになったかなと思う」と充実した表情で話した。
前日の台湾戦では後半12分から出場。ニルス・ニールセン監督(53)から強く求められているというサイドでの仕掛けを繰り返し、チャンスを作った。それでも満足はしておらず「自分がもっとゴールに行けたなっていう感じがある。シュート場面まで入っていく側になれたら良かった」と振り返った。
このE-1選手権は、自身にとっての大きなチャンスと捉えて挑んでいる。「いいアピールの場だと思うので、また次も呼ばれるようなプレー、結果を出せるような大会にしたい」。次戦以降も左サイドから突破を繰り返す背番号19の動きが見られることになりそうだ。
前日9日の第1戦で台湾(同42位)に4-0で勝利したなでしこジャパンは、13日に韓国(同21位)と第2戦(華城)を戦う。【永田淳】