
名古屋グランパスは9日、6月12日にフルミネンセ(ブラジル)からの期限付き移籍加入を発表していたFWレレ(27)が、25年シーズンの名古屋での公式戦に出場できないことが判明したと発表した。
国際サッカー連盟(FIFA)が定める「選手の地位及び移籍に関する規則(RSTP)」第5条第4項で規定された、同一シーズンで最大3チームに登録できるが、公式戦に出場できるのは2チームまでという部分に抵触するため。
名古屋は「ブラジルサッカー連盟(CBF)の規程には『州選手権はFIFAの定める公式戦には該当しない』という条項があるため、クラブとしてはレレ選手の移籍手続きを進めてまいりましたが、最終的にFIFAへの確認を行ったところ『州選手権はFIFAの定める公式戦に該当する』という回答があったものです」と発表。ブラジルの州選手権の扱いについての認識違いが、今回の騒動に発展することになった。