
<ブルワーズ3-1ドジャース>◇8日(日本時間9日)◇アメリカンファミリーフィールド
ドジャース大谷翔平投手(31)が「1番DH」でスタメン出場し、怪物から31号先頭打者アーチを放つなど3打数1安打1本塁打1打点だった。チームは今季ワースト5連敗。
第1打席は怪物ルーキーのジェーコブ・ミジオロウスキー投手(23)と対戦。2ストライクから内角低めの88・2マイル(約142キロ)のカーブを捉え、中越えの31号先頭打者アーチとした。7試合ぶりの1発は打球速度108・4マイル(約174キロ)、飛距離431フィート(約131メートル)、角度は27度だった。
オールスター前に31本塁打は、並んでいた19年ベリンジャーを超え、単独で球団最多記録となった。
第2打席は1-0の3回無死二塁、カウント2-2からの8球目、低めのカーブにバットが回り空振り三振に倒れた。
第3打席は1-2の6回無死、フルカウントから内角の100・2マイル(約161キロ)の直球を見極め、四球で出塁。続くベッツの内野安打で二進、フリーマンの一ゴロで三進したが、パヘスの三ゴロで本塁タッチアウトとなった。
第4打席は1-2の8回1死で、右腕ウリベと対戦。カウント1-1から低めのツーシームをひっかけ、二ゴロに倒れた。
右腕ミジオロウスキーは、身長6・7フィート(約2メートル1センチ)の長身から、最速102・4マイル(約165キロ)の直球と超高速スライダーを投げ込む。メジャーデビュー戦となった6月12日(同13日)のカージナルス戦で5回ノーヒットピッチング(4四球)を披露すると、20日(同21日)のツインズ戦でも6回までパーフェクト。先発投手がデビューから11イニング連続無安打を記録したのは史上初だった。
今季は打率2割8分1厘、リーグ単独トップ、メジャー3位の31本塁打、57打点、12盗塁。OPS(出塁率+長打率)は.998とした。7月は29打数6安打2本塁打。
大谷は昨季も怪物撃ちを決めている。6月5日(同6日)のパイレーツ戦で、剛腕ポール・スキーンズ投手(23)と対戦。第2打席で100・1マイル(約161キロ)の速球を捉え、中越えの本塁打をマークしている。