
<ブルワーズ3-1ドジャース>◇8日(日本時間9日)◇アメリカンファミリーフィールド
ドジャースは怪物ルーキーに打線が封じられ、今季ワーストの5連敗を喫した。
ブルワーズの先発は右腕ジェーコブ・ミジオロウスキー投手(23)。史上初の先発投手としてデビューから11イニング連続無安打を記録した。2メートル超えの長身から最速102・4マイル(約165キロ)の直球と高速スライダーを投げ込む。
全米に衝撃を与えるルーキーに対し、1回に大谷翔平投手(31)が88・2マイル(約142キロ)のカーブを捉え、中越えの31号先頭打者アーチ。いきなり先制すると、ドジャース先発のクレイトン・カーショー投手(37)も3回まで無失点の好投を見せた。
だが、カーショーは4回に不運な内野安打からピンチを招くと、1死一、二塁からボーンに同点の中前適時打。さらに続くコリンズに勝ち越しの適時打を浴び、逆転を許した。打線は6回1死二、三塁の好機を生かし切れず、ミジオロウスキーに6回4安打1失点12奪三振の好投を許した。
打線は1点が遠く、ブルワーズの救援陣からも反撃が及ばなかった。レジェンド左腕カーショーの6回2失点の好投も報われず、今季ワーストの5連敗を喫した。
大谷は第1打席から中越え本塁打、空振り三振、四球、二ゴロ。7試合ぶりの1発は打球速度108・4マイル(約174キロ)、飛距離431フィート(約131メートル)、角度27度だった。
オールスター前に31本塁打は、並んでいた19年ベリンジャーを超え、単独で球団最多記録となった。