
<ブルワーズ-ドジャース>◇7日(日本時間8日)◇アメリカンファミリーフィールド
元オリックス監督の中嶋聡氏(56)が「SPOTV NOW」で解説を務め、メジャー最短でノックアウトされたドジャース山本由伸投手(26)の配球に分析した。
先頭フリリックに二塁打を浴びると、続くコントレラスに四球。2死二、三塁とするも、ボーンにカウント2-2から高めに浮いたスライダーを左中間席へ運ばれた。
さらに安打と四球でピンチを招くと、ダービンを遊ゴロに打ち取ったかと思いきやベッツが悪送球。4点目を失うと、モナステリオに外角の直球を右前に運ばれ、5失点を喫した。
山本はここで降板。ジャック・ドライヤー投手(26)にマウンドを譲った。2/3を41球、4安打2四球5失点(自責3)で、メジャー最短でマウンドを降りた。
中嶋氏は高めに浮いたスライダーを3ランにされた場面の配球に言及。「あまりコントロールできてないボールを選んだわけですけど、どうでしょうかね。バッターを見て勝負球に選んだって感じですよね。変化球に弱いと、外に逃げていくボールに弱いというデータが来てたときに、それを選んだとは思うんですけど。山本の場合、優先順位ですよね。ストレート、スプリット、じゃあスライダーが何番目になるかっていう話なので。この選び方はちょっと…。一番大事なところだったので、ベストピッチのボールとか自信のあるボールで勝負したかった。僕はストレートで良かったと思うんですけどね」と分析した。バッテリーを組んだのはウィル・スミス捕手(30)だった。
今季は18試合に登板して8勝6敗、防御率はリーグ3位の2・51から2・77に後退した。15日(同16日)に米ジョージア州アトランタで開催される球宴に初選出された。