
<高校野球佐賀大会:佐賀農12-1厳木(7回コールド)>◇7日◇2回戦◇さがみどりの森球場
厳木(きゅうらぎ)のエース久富力投手(2年)が、3回1/3を投げ負傷降板した。
7回2死の場面だった。初球を投じ、捕手の返球が顔面に直撃。その場で倒れ込み、ベンチ裏へと担架で運ばれ、無念の負傷交代となった。試合後は、救急車で病院へ向かった。谷口卓監督(28)は「ちょっとふらついたのもあったと思います。右目の下が切れて、少し出血もありました」と明かした。
久富は背番号1を背負い、この日は「2番遊撃」で先発出場していた。0-9の4回1死一塁から3番手でマウンドに上がっていた。
チームは今大会を12人で臨むも、7回コールド負けで初戦敗退となった。指揮官は「点差はつきましたが、選手たちはあきらめずに頑張ってくれたと思います」と振り返った。